パークヨガ

近隣の公園で、 かつて2度ほどヨガを行ったことがあるのですが、 そこでは心身を解き放ち 森羅万象と繋がっていく感覚を得る 素晴らしい体験がありました。 頭上に広がる青空、燦々と降り注ぐ陽光、裸足で踏みしめる芝の柔らかさ、 青葉には小鳥たちが囀り、 素肌に触れる風に包まれてするヨガは格別です。 身体を動かし、息を吐くたびに肉体感覚は薄れ、 同時に意識はクリアになっていくのです。 そして、生かされていることへの感謝や、 今ここにすべてがあるという尊い気持ちが湧き起こります。 初めて青空の下でヨガを行ったのは、2011年の東日本大震災の直後でした。 被災地に冷蔵庫を送る資金づくりのためでしたが、 屋外でのヨガは想像していた以上に心地好く爽やかなパワーに満ちていました。 2度目の開催はコロナ禍で3密を避けてのことです。 マットも何も持たずにただ汚れてもよい服装で来ていただき、 立位のポーズを中心に身体を動かし、 プランクのポーズで顔を地面に近づけると土や芝の香りが漂い、 なんとも懐かしい感覚が蘇るのです。 五感をフルに使い大地と繋がり、そして手放し、 同時に宇宙のエネルギーと共鳴しあい、 穢れが祓われ自らが輝きだしたような気がします。 そこには底知れぬ喜びがあったのです。 幸せとは、決して遠くにあるわけではなく、 今ここに既に存在しているとヨーガでは教えています。 この感覚を大切に、インドアであろうともオンラインであろうとも いつでもどこでも呼び起こせるように精進して参りたいと思います。