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四つの資質

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<ヴィヴェーカー> 識別: 一元と二元 永遠とそうでないもの 変化しないものと、変化するもの 感覚を刺激するものと満ちているもの これらを見極める能力を育て、 注意深く取捨選択して、永遠不滅なるもの純粋極まりない存在に気付きブラフマンに融け合う。 <ヴァイラーギャ> 離欲: 識別する能力が発達してくると、自ずと物、事、人に期待する欲が減る。 外から来る喜びよりも、内発性による喜びが優ると自然と外側に向かう心が収まる。 我慢ではなく、あくまでも気付きにより、心が物質、事、人から離れる。 現状に満たされていれば、過度に外側に対して望むことはなくなる。 <サットサンパット> 6つの徳: 「サマ」 心のコントロール。 心は常に変化している。 心を観察して見てみるとそれが分かる。 その心の波を冷静に見ることで、 波が穏やかになり、心のお喋りが止み、いずれ沈黙が訪れ、満ち足りる。 「ダマ」 感覚器官のコントロール。 生活習慣を見つめ直し、正しい方向へ修正する。 言動を改めて、調和を保てるよう練習を日常の中で重ねる。 「ウパラマ・ウパラティ」 ちょうど、亀が甲羅の中に手足、頭、尻尾を引き込むように、自然に心や感覚器官が静まる状態。 そうした時に直感的に為すべきことが分かり、それを果たす事が可能となる。 「ティティクシャ」 耐え忍ぶ。努力する。 「シュラッダ」 信頼すること。 グルと学びへの信頼。 「サマダーナ」 一点集中。 心を自己に没頭させる。 <ムムクシュトヴァ> 強く解放を望むこと: その強弱で解放される速度が変わる。 以上、 この四つの資質を備えて、 はじめてヴェーダンタを学ぶ準備ができたと言われています。 ヴェーダンタを誰から学ぶのか? 信頼できる師はいるのか? ここが、 大きな分かれ道となると思われます。 人生に成功すること、 それはモークシャを達成すること。 暗闇の中を歩くには、 確実にそれを知っているグルに出会うこと。 言葉を介しての理解には限界があり、 それを知っているグルに出会うことは極めて稀であるが、 純粋に強く願えば必ず叶う。 そして、 モークシャに達成する。