香港リトリート 体験談

2025.11
マキ先生と、友永ヨーガ学院の乾史さんから、海を越えて、香港までリトリートに連れて行っていただきました。

リトリート3日間、そして前後泊合わせて5日間の短い旅でしたが、なんと密度の濃かったことか。

備忘録としてまとめたものをシャンティのHPに載せてありますのでご興味のある方はご覧ください。


今回は、シャンティ通信に書き切れなかったものを綴ってみたいと思います。

あれから年を跨ぎそしていつの間にか春がやって来ました。
今日も井の頭公園の河津桜が満開のところ、みぞれが降りました。
寒暖の差が非常に大きく、その上、花粉症も酷くなかなかこの世の中は一筋縄ではなく、試練の連続、、、

だからこそヨガを深めたい。
私は単にこの体でも心でもなく、至福の状態が本来の私で在る。
ここに辿り着きたい。
そんな思いで香港リトリートに参加して参りました。

シバナンダアシュラムの総長、ヨーガスワルーパナンダジのお話しは、小難しいヨガ哲学ではなく、誰が聞いても分かりやすい言葉を使われて、どのようなお答えもほぼ同じように本質のことを説かれておられました。
本質を体感されておられるからそこ、シンプルな表現で伝えることができるのでしょう。

今回のお話しで今でも心に残っていることは、「目先を変えること。」
ヨガとは内観であり、外側に向きがちな心を内側に向ける。
「10人の家族がいたら、外側に向けた10本の指先を、全部、自分に向けてみなさい。」
ジェスチャーを交え、スワミジはチャーミングな笑顔で開いた掌を閉じてみせ、さらににっこりと微笑まれました。
心の表れが現実社会を作るならば、先ずは自分の心を整えよと、ヨーガは教えています。
心が整えば見えている世界も輝きに満ちてくる。
そして、「インクorホワイト」どちらを観るのか?と、問われました。その表現が、素晴らしく、なんて端的にこのような伝え方ができるのかと感銘を受けたのが、つい昨日のことのように思えます。
同時にインクばかり目についていたことを反省した次第です。
より精妙なものへの意識の転換が大切であり、それには、アーサナ、プラナヤーマ、ジャパ、瞑想が大切と教えていただきました。

細胞の中の空間
意識の中の空間。
宇宙空間。
心臓の中の親指ほどの空間。

スワミジ曰く、
「空間を目で見ることはできますか?触れることはできますか?」


謎かけが多く、謎謎だらけ。
ヨガを学び、まだまだ分からないことだらけですが、生きやすくなっているのは確かです。


後、衝撃を受けたのは「睡眠でプラーナが消耗する」とのお話し。私はまだ勉強が足りずに睡眠で英気を養うものと思い込んでいたので、この言葉を聞いた時は“えっ?”と思いました。
帰国して、先輩が書かれたシャンティ通信に目を通すと、「夢を見ている時、心が活動している」との文言に目が止まり、“はっ!”と目から鱗が落ちるように理解が深まりました。
そして、マキ先生は丁寧にあらゆる聖典に書かれている文献を紹介して下さいました。

以下。

「ハタヨガ・プラディーピカーには、睡眠=プラーナの消耗と記され、ヨーギーは常に覚醒しているべきだと、過度な睡眠を戒めています。

シヴァ・サンヒターには、プラーナが睡眠中に性エネルギーとともに漏れ出るとあり、
ゲーランダ・サンヒターには、6つのプラーナ消耗要因が、過食、過度な労力、過度な会話、過度な断食、過度な性行為、過度な睡眠だと記されています。

ということで、古代からヨーギー達は、睡眠中にプラーナやオージャスを漏らさない修行してきました。

シヴァ・サンヒターには、睡眠中もケチャリムドラをすればアムリタが滴り落ちないとあります。✨✨」

以下は、聖典を噛み砕いてのアドバイスです。

「見る角度を変えてみてください。
起きている間(覚醒時)と寝ている間(睡眠時)のプラーナの消耗量について、です。

💓覚醒時のプラーナ消耗は「生きるために必要な正当な消費」です。
エネルギーが漏れる危険も意識があればほぼ防げます。
ところが睡眠時のプラーナは「本来は充電時間であるはずが、普通の人にとって最大の漏出時間」となります。

同じ8時間でも、
💓起きている間→活動のために「計画的に使う消耗」

💓寝ている時間→無意識のうちに「垂れ流しになる消耗」で、
聖典によると睡眠時の方が2倍から5倍のプラーナ損失らしいです。

聖典には「愚かなものは、昼間に少しずつプラーナを消耗し、夜に大量に失う。
賢いヨーギーは、昼間は必要最低限に抑え、夜こそプラーナをチャージし、時に倍増させる」とあります。

💓寝ている間のプラーナ消耗 は 「最大の無駄遣いであり、克服すべき最大の試練」となります。

💓つまり、睡眠は、本来はプラーナの回復時間なのに、実際は無駄な漏れ時間になっていることが問題なのだと私は理解しています。」

そして最後に届いたものは、実は私はまだ実感持てないものがあり、、、いずれ準備ができた時、腑に落とし込むことができるのでしょう。🌈
プレマナンダジのお話から。

「💓熟睡時に心は動いていないが、(息をすることで)プラーナは動いている。

💓心は物質ではなく機能(ファンクション)で、プラーナが活性化させている。
プラーナは複雑な動きを起こすとても不可解なもの。

波動そのものをプラーナと呼ぶこともある。

プラーナは、手動の発電機のようなもので、初めに弾みをつければ動き出す。

💓プラーナと潜在意識(印象)とマインド(心)の3つが、お互いに影響しあって動く。

💖例として
プラーナ(時計)が動いているけれど、目覚まし(心)がならないようなもの。
心が動かなくても、プラーナは動くことが可能。

💓プラーナ、マインド(心)、潜在意識は依存しあって、体を動かしている。

🔥最も面白かったのが次の例です。

💓潜在意識は倉庫のようなもので、多くの印象をため込んでいる。
マインド(農婦)、肉体(畑や作物)、プラーナ(種)と言う関係です。

農婦は倉庫にある種を畑(肉体)に撒く。
すると、作物が取れ、また倉庫に貯まる。

次の年も次の年も同じサイクルを繰り返している。(精妙な体は生き続けるので繰り返す)。

・カルマの法則
・原因と結果の法則
・行いと反応の法則

🔥ところが、火をつけて燃やしてしまえば、
倉庫は空になり、種も使えない。

🔥この三角の依存の公式がもはや成り立たない。
つまりプラーナが動いても、潜在意識から印象が出てこない。

💓解脱すればこのサイクルが終わるということです。

💓無執着によって、この倉庫に火をつけて燃やしてしまいましょう👍という話でした。

💓プラーナはカルマの法則によって動き活性化します。

💓ヨギは活動はするが、活動に巻き込まれることがない。
このサイクル(三角形)に巻き込まれることがない。
なるほどでした。✨🥰✨」

これ程まで、丁寧に教えてもらえたなら、実践して、睡眠の質を高めて、目覚めている時も、意識のありかに注意して、プラーナを無駄に漏らさぬよう気をつけよう!と決意を新たにしました。

一通り睡眠とプラーナの関係を知り、香港支部の方々は睡眠中でもプラーナを制御できる、若しくはその必要性がある段階まで進んでいるからこそ、スワミジはそのお話しをされたのだと思い、改めて、香港支部の方々への尊敬の念を覚えました。
リトリートの貴重な経験を忘れたくないとの思いで、シャンティ通信に体験記を載せることを誓い帰国したものの、なかなか手がつけられず、なんと師走の忙しい時期に書き始め、出来上がったのがお正月の三が日。
最も忙しい時期から着手して、最も家族との時間を大切にしたい貴重な時に、校正、レイアウトに何度もお付き合いいただきました。
マキ先生をはじめ、リトリートご一緒した昌子ちゃん、瑠美ちゃん、有難うございます🙏

ヨーギーとはこうあるものと身をもって教え導いていただけていること、幸せに思います💖


追記

後泊したお部屋での体験。
スワミジがリトリート前のお食事会の時に、賑やかに周りが談笑している時に、「サイレント、サイレント」と、和かに微笑みを浮かべながお話しされていました。
決して静かにしなさいという意味ではなく、どんな所にいようとも、スワミジがサイレントを体現されておられるのだとわかりました。
実際、私もそれに近い体験がやってきました。
講義の時に「打ち寄せる波のように努力はいらない」と仰っていましたが、確かに自然にその境地に入ってなんとも不思議な感覚でした。
ああ、これか。
静寂の体験。それでいて全てわかる。見ている存在。
とても平和で至福に満ち足りていました。

「I、意識だけが瞑想する、知足、眠りのない眠り」
色々な言葉を用いて言葉にならない境地を教えていただきました。

本質の片鱗をみせて貰えたこと、無常の喜びです。


全ての願いが叶えられた五日間でした。
グルの恩寵にただただ感謝致します🙏

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